【採用事例 / ユーザーインタビュー】簡易透過試験セル ダチョウタンク® №001

【採用事例/ユーザーインタビュー】簡易透過試験セル ダチョウタンク®

【採用事例 / ユーザーインタビュー】簡易透過試験セル ダチョウタンク® №001

 

 

 

 

簡易透過試験セル ダチョウタンク®現場で手軽に耐透過性能をチェックでき、目に見えない化学物質の透過を可視化することで、作業者の安全を守るための企業の化学物質管理のツール。

今回、京都にある化学メーカー S社の研究所にて安全管理・衛生担当をされているH様にダチョウタンク®について、インタビューをさせていただきました。

 

 

 

◆◆◆

 

┃なぜ簡易透過試験セル、ダチョウタンク®なのか

 

 

 

——今回、ダチョウタンク®をご購入いただいた理由などを教えていただけますでしょうか。

 

H様 現在使用している手袋の化学物質に対する耐透過データがないものがあり、調べるために購入しました。自社で耐透過性能を試験できるダチョウタンク®の情報を知り、即購入しました。

 

 

 

——試験を行った対象物、作業/使用環境について教えていただけますでしょうか。また、試験実施条件をどのように設けたのでしょうか。

 

H様 手袋の素材をセッティングしました。その際に室内環境は温度23℃、湿度50%で設定しています。JIS T 8030(※1)を参考に最大8時間で試験を行いました。

 

※1 JIS T 8030:2015 とは

日本産業規格(JIS)において防護服材料の耐透過性試験を定めたもの。この規格は,防護服に使用する材料の,連続的又は断続的な接触条件における液体又は気体の化学物質に対する耐透過性試験方法について規定する。防護服には,服一体形の手袋及びフットウエアが含まれる。

 

 

 

——貴社にて使用されている化学物質について教えていただける範囲でお答えいただけますでしょうか。

 

H様 主に溶剤使用でノルマルヘキサン、クロロホルム、ジクロロメタンなどです。

 

 

 

 

┃手袋をコストで選んでいた過去と、ダチョウタンク®で気づけたこと

 

 

 

——ダチョウタンク®にて測定データが得られた時、ご自身で感じたことや周囲の反応、今までにない新しい気付きはありましたか。

 

H様 これまで研究施設や作業現場で使用する手袋については、使い心地、コスト面を重視していました。「多分、(試験をしなくても)大丈夫だろう。」で選んでいました。

 しかし今回、ダチョウタンク®にてテストをすると、思っていたより化学物質からの防護ができていないことが判明しました。同じニトリル素材でも、手袋の種類によって防護性能が違うことがわかりました。

 

 

 

——ダチョウタンク®の試験操作時に特に気を付けた点・使用時の注意点を教えてください。

 

H様 試験材料の状態に注意します。もちろん新品であること、傷や破れがないか確認しました。今のところ、サンプリングポイントは手のひら、もしくは手の甲で統一をしています。

 ダチョウタンク®はシンプルな構造で使いやすく、そこまでは試行錯誤はしなかったです。

 

 

 

——ダチョウタンク®の試験操作時に気になったところ、課題点や改善すべき点などありましたでしょうか。

 

H様 ダチョウタンク®本体に問題はほぼないと思います。ただし、試験の対象として使用した薄手の素材は挟みにくいかもしれません。

 

 

 

——他にお気づきの点はありますでしょうか。

 

H様 ダチョウタンクについてではないのですが現行使用しているガス検知器では反応しない化学物質があって困りました。主に有機化合物DMF(ジメチルホルムアミド)やジクロロベンゼンなどです。

 

 

 

——以上の経緯を総括して、弊社のダチョウタンクは他の事業者におすすめできる製品でしょうか。

 

H様 もちろんおすすめしたい。シンプルな構造で扱いやすく耐久性もあり、複雑な操作も不要です

 ただし、使用する内容に関しては相応の前提条件があるかもしれません。使用者が分析の知識を持っていること、安全対策に手袋などを身につけていること、環境設備にドラフトチャンバー(局所排気装置の一種)が備わっていることなど…。

 

 

【採用事例 / ユーザーインタビュー】簡易透過試験セル ダチョウタンク® №001

 

 

 

┃安全衛生管理者として、社員の安全のために

 

 

 

——ほかにも現状、法令、化学物質対策など特に困っている、困っていたことがあれば、お聞きかせください。

 

H様 強いて言うなら、クリエイト・シンプル(※2)上での化学物質取扱量(ピッチ)の設定でしょうか。取り扱いは、大量、中量、少量、微量、超微量の5段階で設定したリスク評価になります。

 私どもの化学物質の評価は10ml未満を対象とした超微量から100ml~1000mlを対象とした少量がほとんどですが、一部で使用する中量は1L〜1000Lと極端に範囲が広く、もう少し刻んだピッチにして、化学物質を評価したいです。

 

 

※2 クリエイト・シンプルとは

厚生労働省による、正式名称 CREATE-SIMPLE(Chemical Risk Easy Assessment Tool, Edited for Service Industry and MultiPLE workplaces;クリエイト・シンプル)は化学物質を取扱う事業者・業種を問わず幅広い事業者が使用可能な簡易リスクアセスメント支援ツール。

(使用にはMicrosoft Excelのインストールが必要です)。

→職場のあんぜんサイト:化学物質:化学物質のリスクアセスメント実施支援 CREATE-SIMPLE(クリエイト・シンプル)

 

 

 

——貴社の今後のチャレンジについてお聞かせください。

 

H様 まだ、我々は理想の手袋と出会えていません。使用する薬品の危険から社員の安全を守るため、使う手袋の選定は妥協せずにいます。

 

 

 

◆◆◆

——このたびはお忙しい中、貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。

 

使用される手袋の選定に際し、H様の“「多分、(試験をしなくても)大丈夫だろう。」で選んでいました。”というご発言は多くの組織の安全管理担当者の懸念事項であり、労働災害対策の課題ではないでしょうか。従業員の皆様の安全を考える立場のH様にとって、実際に試験いただきましたダチョウタンク®が保護具の選定を見直すきっかけになったことをうれしく思います。

いただいたご意見をもとに、私たち開発サイドもさらに保護具に対して理解を深め、高まる化学物質の自律的管理・労働安全強化の声に呼応するように製品を製品を開発していけたらと考えています。

 

【採用事例 / ユーザーインタビュー】簡易透過試験セル ダチョウタンク® №001

 

 

 

 

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